短冊は「てもさてもても福僧の牡丹かな  一茶」

花入れは瓢、花はマムシグサ。お菓子は菜の花時雨。

春の山の中のイメージで、茶箱にしました。

今年は冷え込んでいたので、筒茶碗がぴったりと思っていたら、

当日は暖かく、お茶会日和になりました。

例年だとこの時期に咲いているクリスマスローズが、

寒さで小さいまま、古い葉の下に隠れていたのを、その姿のまま生けました。

短冊は、何処やらに鶴の声きく霞かな

(どこやらにたづのこえきくかすみかな)井上 井月の辞世の句。

ツバキのいくつかの語源のなかで、艶葉木というのが気に入っています。

冬枯れの季節に椿の葉を、敢えてたくさん入れてみました。


植物に於ける美の対象として花ばかりに目が行きますが、葉や実もたのしめたらと思います。